10月の308MEETING7thから帰って車庫に入れ、
気がつけば2ヶ月以上姿を確認する事もなかったクアトロ号
本日午後、ある計画を果たすため久しぶりに日の目を見ました
その計画とは、アイドリング調整と空燃比調整です
今まで何度も調整は行っていたんですが、それは所詮素人整備。
ボクの場合は矢印のアイドルスクリューをフリーの状態まで緩めた位置を基本にして調整してました。
ミーティングの折、328や308QVの整備に精通されている raku308GTB さんに
正式な調整方法をお聞きしたところ、まずはソレ↑から間違いである事を指摘されました(^^ゞ
アイドルスクリューをフリーにする事はスロットル開閉弁が内壁にカジリ付きを起す可能性もあります。
メーカー出荷時には適正に調整され、イジリ防止のためのカバーが付いています。
そのカバー、新車同様の328で見た事がありますが、殆どの308qvでは既に外されていますよね。
raku308GTB さんに指摘され整備書を確認しました。
67ページの下段にしっかりと「そのカバーをイジったらアカン」と書いてありました。
しかし今となってはメーカー出荷時の調整がどうだったか知る由もありません
さてどうするか・・・
とりあえずスロットルバルブに隙間を作らないと・・・
正確な調整幅は分かりませんが、とりあえず短冊に切ったコピー用紙をバルブに挟んで
軽く引っ張りながら矢印のアイドルスクリューをねじ込んでいきます。
ある位置までねじ込むと短冊がスルッと抜けてきました。
これでアイドルスクリューの調整はOK!としましょう。 以後絶対にイジりません
蛇腹ホースを取り付けてエンジン始動
2ヶ月ぶりにも関わらず「クックッブォ~ン」一発始動です
アイドルスクリュウを締め込んだので当然高回転で回ります。
黄色矢印のバイパスバルブを締め込んで回転を落としていきます。
以後のアイドリング調整はこのバイパスバルブで行います。
メーター読み1000rpmで安定
このあとウチのファミリーカー全般でお世話になってるクルマ屋さんの整備工場へ
およそ30分のドライブで到着
排ガステスターをお借りして空燃比調整をします。
空燃比調整は矢印の奥にあるCOアジャストスクリュー(3mmヘキサゴン)で行います。
アジャストスクリューを時計回りで燃料濃く、反対周りで燃料薄くなります。
通常ココにはフタ(ネジ)がありそれを外すと二次空気を吸って? 回転が下がってしまいます。
手早く正確な調整をするためには3mmヘキサとゴム栓を組み合わせて
レンチを差し込んでもフタが出来るような工具を作ると便利です。
まず1回目、現状での計測。。。
COは低めでHCが超高い数値を示してます。
COは一酸化炭素、 HCは炭化水素←未燃焼ガスです。
目指すはCO0.8~1.2%、HC300PPMです。
さっそく調整に入ります。
COアジャストスクリューを時計回りにねじ込むと回転が上がりました。
バイパススクリューの調整で1000回転に戻し・・・
再度測定・・・CO値が上がりHC値が劇的に下がりました。
更に調整
少し未燃焼ガスが多いものの、とりあえずこの位で様子見としましょう
クルマ屋さんにお礼を言って近くの道の駅までドライブ
調整によりほんの少しの数字の変化ですが、アイドリングは驚くほど安定。
更に後ろからグイグイ押されるような加速でクアトロ号は超絶好調になりました
raku308GTB さんありがとうございました